グラスウール断熱材の熱伝導率・熱抵抗値とは?

旭ファイバーグラス > お役立ち情報 > お役立ち情報 > グラスウール断熱材の熱伝導率・熱抵抗値とは?
  • LINEで送る
  • このエントリーをはてなブックマークに追加
グラスウール断熱材の性能を確認する際によく使われるのが、「熱伝導率」と「熱抵抗値」です。しかし、「数値の見方が分からない」「熱伝導率と熱抵抗値(R値)の違いが分からない」という方も多いのではないでしょうか。

この記事では、グラスウールの熱伝導率・熱抵抗値の基本的な意味や違い、住宅金融支援機構による断熱区分、高性能グラスウールとの性能差などを分かりやすく解説します。


グラスウール断熱材の熱伝導率・熱抵抗値とは?

グラスウール断熱材を選ぶ際によく使われる指標が、「熱伝導率」と「熱抵抗値(R値)」です。熱伝導率は小さいほど、熱抵抗値は大きいほど、断熱性能が高いことを示します。

熱伝導率とは

熱伝導率とは、「熱の伝わりやすさ」を表す数値です。 単位は W/(m・K)(ワット毎メートル・ケルビン)で表されます。

※アルミなどの金属は熱を伝えやすい(=熱伝導率が高い)

熱伝導率が小さいほど、熱が伝わりにくく、断熱性能が高いことを意味します。

例えば、同じ厚みの断熱材で比較した場合、熱伝導率が低い製品ほど、外気の暑さや寒さを室内に伝えにくくなります。

グラスウールは、細かなガラス繊維の間にある空気で熱の移動を抑え、断熱性能を高めています。このため、住宅や建築物の断熱材として広く採用されています。

熱抵抗値(R値)とは

熱抵抗値(R値)とは、「熱の伝わりにくさ」を表す数値です。熱抵抗値は「R値」とも呼ばれ、同じ意味で用いられます。 単位は m²・K/W(平方メートル・ケルビン毎ワット)で表されます。

熱伝導率とは逆に、R値は数値が大きいほど断熱性能が高いことを意味します。

熱抵抗値は、以下の式で計算されます。

熱抵抗値(R値)= 断熱材の厚さ(m) ÷ 熱伝導率(W/(m・K))

例えば、同じグラスウールでも厚みが増えると、熱抵抗値は大きくなります。また、同じ厚みであれば、熱伝導率が低い製品ほどR値は高くなります。

つまり、熱抵抗値は「断熱材の熱伝導率」に「厚み」を加味した断熱性能を表す指標です。

熱伝導率と熱抵抗値の違い・関係

熱伝導率と熱抵抗値は、どちらも断熱性能を示す指標ですが、表している内容が異なります。

 

指標

表す内容

数値の見方

熱伝導率

熱の伝わりやすさ

小さいほど高性能

熱抵抗値(R値)

熱の伝わりにくさ

大きいほど高性能


熱伝導率は、断熱材そのものの性能を表す数値です。一方、熱抵抗値は、断熱材の厚みを含めた「実際の断熱性能」を表しています。したがって、熱伝導率が同じグラスウールでも、施工する厚みによって熱抵抗値は変わります。

住宅金融支援機構による熱伝導率区分

住宅金融支援機構では、断熱材の性能を分かりやすく整理するために、熱伝導率に応じた区分を定めています。グラスウール断熱材も、この区分に基づいてA-1〜Fに分類されており、熱伝導率が小さいほど高性能な断熱材として扱われます。

下記は住宅金融支援機構の断熱材区分表です。

断熱区分A-1〜Fについて

断熱区分とは、断熱材の熱伝導率に応じて性能を分類した指標です。一般的に、熱伝導率が低いほど高い断熱性能を持つため、区分も高性能側になります。

例えば、同じグラスウールでも、一般品と高性能品では熱伝導率が異なり、区分も変わります。住宅の断熱仕様を確認する際には、この区分が性能比較の目安として用いられます。

ただし、実際の断熱性能は、断熱材の種類だけでなく、施工厚みや施工精度によっても変わります。このため、断熱区分だけで判断するのではなく、熱抵抗値(R値)や施工条件もあわせて確認することが望ましいです。

グラスウール製品の熱伝導率・熱抵抗値の目安

一般的な住宅用グラスウール断熱材では、熱伝導率はおおよそ 0.050〜0.036W/(m・K) 程度がみられます。

厚みとの組み合わせによって熱抵抗値は変わりますが、住宅用として広く使われる厚みでは、一定の断熱性能を確保できます。特に、壁・天井・床など、施工部位によって必要な断熱性能は異なるため、使用する厚みや密度を考慮して選定しましょう。

また、一般的なグラスウールは、コストと施工性のバランスが良く、戸建住宅を中心に広く採用されています。

一般的な住宅用グラスウールの熱伝導率・熱抵抗値

一般的な住宅用グラスウール断熱材では、熱伝導率はおおよそ 0.050〜0.036W/(m・K) 程度がみられます。

厚みとの組み合わせによって熱抵抗値は変わりますが、住宅用として広く使われる厚みでは、一定の断熱性能を確保できます。特に、壁・天井・床など、施工部位によって必要な断熱性能は異なるため、使用する厚みや密度を考慮して選定しましょう。

また、一般的なグラスウールは、コストと施工性のバランスが良く、戸建住宅を中心に広く採用されています。

高性能グラスウールの熱伝導率・熱抵抗値(代表例)

一昔前までは、高性能グラスウールでも熱伝導率0.038W/(m・K)程度の製品が一般的でした。しかし、近年は技術開発が進み、現在では0.032W/(m・K)というさらに低い熱伝導率を実現した製品も登場しています。

熱伝導率が低いほど断熱性能は高くなるため、同じ厚みでもより高い熱抵抗値を確保しやすく、壁厚に制限がある住宅でも必要な断熱性能を確保しやすくなっています。

また、省エネ基準への適合や快適性向上への関心の高まりから、高性能グラスウールを採用する住宅も増えています。

まとめ

グラスウール断熱材の性能を確認する際は、「熱伝導率」と「熱抵抗値(R値)」を理解することが重要です。

熱伝導率:熱の伝わりやすさを示す数値

熱抵抗値(R値):熱の伝わりにくさを示す数値

熱伝導率は小さいほど、熱抵抗値は大きいほど断熱性能が高くなります。

また、グラスウールには一般品から高性能品まで幅広い製品があり、必要な断熱性能や施工条件に応じて適切な製品を選定することが大切です。

断熱材選びでは、熱伝導率だけでなく、施工厚みや最終的な熱抵抗値まで確認し、住宅性能に合った断熱仕様を検討しましょう。

  • LINEで送る
  • このエントリーをはてなブックマークに追加

各種資料・お問い合わせ

  • Aclear
  • YOSHINO
  • ガラス繊維協会
  • HEAT20
  • 断熱リフォーム
  • 浴室断熱リフォーム
右
左