97%が「家づくりは大変!」3人に1人は「不安半分」で家づくりを開始
自分の家を建てることは、決して楽しいことばかりではないようです。家づくりを経験した人のほぼ全員(97%)が「家づくりは大変なこと」と回答しました。そもそも、家づくりを始めたときの気持ちとして、3人に1人(32%)が 「不安半分」と回答しており、「不安が楽しみを上回る」という人も合わせると、一生で一番大きな買い物に取り組むのに際して、約4割もの人が不安を抱え ながら家づくりを始めています。
そんな中、依頼先の選定に当たっては、半数以上(54%)の建て主が「情報が不十分だった」と回答しています。耐震偽装問題以降、住宅業界では積極的な情報開示をすすめてきましたが、まだ建て主が求める情報が十分に供給されている状態にはなく、今後もさらなる情報発信が求められていると言えそうです。結局のところ現状では、9割近く(86%)もの建て主が「家づくりは分からないことだらけ」という点に共感する結果となっています。




納得できなくても家づくりは進む・・・。依頼先ともっとコミュニケーションを取りたい!
納得できなくても家づくりは進む・・・。依頼先ともっとコミュニケーションを取りたい!依頼してから実際に家が建つまでの期間、「家づくりは一つずつ納得しながら進んだか」という問いに対しては、約4割(42%)の人が、一部または多くの点において「納得できないことがあった」と回答しています。納得できなかったこととして多いのは「依頼先との打合せがもっと必要だと感じた」という回答で、納得できなかった人の約半数(43%)が依頼先とのより深いコミュニケーションを求めていたことが分かります。
その他に納得できなかったこととしては、「設計や仕様の変更における制約が多かった」(30%)、「仕様や建材、設備についての詳しい説明がなかった」(28%)などで、ともすると依頼先が「業界の常識」として対応していることが建て主には通じず、納得度を下げてしまっていると考えられます。