2050年カーボンニュートラルに向けて、様々な企業・団体が取組を行っています。旭ファイバーグラスも、住環境を中心に、CO2排出削減に貢献できるよう、企業活動を行っています。
例えば、私たちの日常生活において、どのくらいのCO2を排出しているかご存知でしょうか。下の図1・2をご覧ください。
日本の温室効果ガス排出量は家計消費が6割以上を占めています。
さらに家庭から排出されるCO2は約1/4が冷暖房の使用によります。
冷暖房で消費されるエネルギーが重要なことが分かります。
冷暖房による電力消費を抑えるためには、その効果を高めることが必要です。
では、冷暖房の効果を高めるには何が必要でしょうか。 
住宅で冷暖房を使用するのは夏や冬です。室内で夏涼しく、冬暖かく温度設定しますが、室外の気温はその逆ですよね。
そうすると、室外から夏は暑さが、室内に入ろう入ろうとします。
また室内から冬は暖かさが、今度は室外に出よう出ようとします。
この熱の動きを止めることが出来れば理想的ですが、現実的ではないので、できるだけ緩やかにしてあげられると、
使用する冷暖房のエネルギー消費を少なく抑えることが可能になります。
そのためには住宅と外の空気とを遮っている外壁や窓、これらの部位に、より断熱性能の高い製品を使うことです。
住宅の断熱性能が上がると、熱の動きが緩やかに或いは小さくなり、冷暖房の消費エネルギーが小さくなるのです。
これが冷暖房の効果を高めるということになります。
断熱性能に優れた住宅は外気の影響を受けにくく、快適に過ごせるでしょう。
そして、エネルギー消費が抑えられると、家庭でのCO2排出も抑えられます。
一般的な断熱水準の家庭で、冷暖房の使用によるCO2の排出は年間1トンほどです。(※1)
断熱水準をZEH基準まで向上させるとCO2の排出量は0.7トンほどとなり、ブナの木25本相当の削減効果が期待できます。(※2)
実際にブナの木を植えて、その効果が試算通りとなるのは100年後で、とても長い期間が必要です。
でも断熱材なら、その効果をすぐに発揮することが出来ます。
旭ファイバーグラスでは、そんな快適環境作りとCO2排出量削減へ貢献できるよう、優れた断熱材の製造・開発を行っています。
※1 計算条件:計算ソフトQPEX3.60による。暖房設定温度20℃、就寝時は暖房の設定温度を下げる、暖房COP3.5。冷房設定温度27℃、通風なし、冷房COP3.0。所在地は東京都(地域区分6地域)
※2 ブナの木のCO2吸収量:11kg/本にて算出。樹齢100年立木本数500本/haのブナ林(独立行政法人森林総合研究所試算より)
*上記は一定の条件下でのシミュレーション値です。保証する数値ではありません。