広域リサイクル
旭ファイバーグラスでは、建築廃棄物の減量に向けて環境大臣の認定を取得し、広域リサイクルに取り組んでいます
1. グラスウールのリサイクル
グラスウールはリサイクルの優等生です。グラスウールはリサイクルガラスを原料として生まれています。
製造過程のみならず、製品化された後も、再利用が可能な循環型資源を目指しています。
■リサイクルのしくみ
グラスウールは原料の80%以上が家庭等から回収されるガラス瓶等で、製品それ自体がリサイクルから生まれています。
また、製造過程や市場で発生した端材や廃材も再利用されています。
■広域リサイクルのしくみ
製品が廃棄物となったものであって、当該廃棄物の処理を当該製品の製造、加工、販売等の事業を行う者(製造事業者等※)が広域的に行うことにより、当該廃棄物の減量その他その適正な処理が確保されることを目的として、廃棄物処理業に関する法制度の基本である地方公共団体ごとの許可を不要とする特例制度です。
※製造業者等が処理を担うことにより、製品の性状・構造を熟知していることで、高度な再生処理等が期待できること等、第三者にはない適正処理のためのメリットが得られる場合が対象となります。したがって、単に他人の廃棄物を広域的に処理するというだけでは認定は受けられません。
2. 広域リサイクルの内容および条件
引取可能な廃棄物 | 当社グラスウール製品の廃材 |
排出事業者 | 「製品の取引関係が確立しており、その取引関係が継続性のある」排出事業者様(元請け建設事業者、元請け設備工事会社など) |
収集運搬業者 | 製品の販売地点までの広域的な運搬システム(製品納入の帰り便)等を活用し、当社から収集運搬の委託を受けた運送会社 |
処理費用 | 40円/kg ※別途実費引取り運賃と消費税がかかります。 |
対象地域 | 全国(沖縄及び離島を除く) |
再生工場 | 湘南工場 神奈川県高座郡寒川町一之宮6-11-1 /九州工場 福岡県北九州市若松区北湊町13-1 |
3. 分別回収について
回収可能なグラスウール廃材は、グラスウール単体及び表被材付グラスウールです。
ただし表被材はガラスクロス、ガラスペーパー、ガラスメッシュに限定されます。
(アルミクラフト・アルミガラスクロス・ポリ付きグラスウールは回収できません。)
※九州工場での処理の場合、グラスウール単体のみとなります。
4. 広域リサイクルの流れ
■お客様 ■旭ファイバーグラス
廃材引取りの事前契約
広域再生リサイクルのお申込み
廃材引取りの流れ
■注文・請負書について
当社では広域リサイクルについて書類の煩わしさを軽減するため、マニフェストを使用しない注文・請負書方式を採用しております。また排出事業者から最終処分場(当社の場合、処理工場)まで不法投棄の問題なしに運用されるエビデンスとして注文・請負書を使用することの承認を環境省から受けています。
なお、「グラスウール廃材再生処理注文書」と「グラスウール廃材再生処理委託に関する同意書」、「グラスウール廃材再生処理請負書」の3点をもって、個別の委託契約成立となります。本書面は一式として5年間の保管が義務付けられています。
※広域認定に於いて産業廃棄物伝票(マニフェスト)に代る管理方式を用いる根拠
産業廃棄物の処理及び清掃に関する法律施行規則 第八条の十九第五項 法第十五条の四の三第一項(当該処理の内容が、産業廃棄物の減量その他その適正な処理の確保に質するものとして環境省令で定める基準に適合すること)の認定を受けた者(その委託を受けて当該認定に係る産業廃棄物の当該認定に係る運搬又は処分を業として行う者「同条第二項第二号に定する者である者に限る。」を含む。)に当該認定に係る産業廃棄物の当該認定に係る運搬又は処分を委託する場合。