国内初!建築用真空断熱材JIS認証を取得
旭ファイバーグラス株式会社(代表取締役 社長執行役員 荒木一郎)は、2022年7月25日にグラスウールを芯材に使用した建築用真空断熱材において2020年に日本産業規格で制定された建築用真空断熱材(JIS A 9529)の認証を国内で初めて取得しました。
真空断熱材(Vacuum Insulation Panel)は乾燥空気や水蒸気の気体としての熱伝導を極力排除した極めて高い断熱性能を有する断熱材料です。冷蔵庫、自動販売機、クーラーボックス、コロナワクチン用の超低温フリーザー等の産業用途におきまして、この高い断熱性能を有する真空断熱材が広く使われてきました。
建築用途におきましても、長期にわたる使用やパネルとしての断熱性能評価を考慮する必要性からJIS等規格の制定が待たれていましたが、2020年に日本産業規格で制定され、今回、旭ファイバーグラスが国内で初めて認証取得しました。
建築用真空断熱材のJIS認証の取得を機に、旭ファイバーグラス株式会社は、当社グラスウールのマーケットである住宅、建築向けに建築用真空断熱材製品の販売に一層注力してまいります。
■ 『旭ファイバーグラス製建築用真空断熱材』の特長
旭ファイバーグラス株式会社は、産業用途での真空断熱材開発で培った技術により、初期の断熱性能が、JIS A 9529で規定される「23℃、相対湿度50%、25年継続使用」を想定した、長期での断熱性能値においてもほとんど低下しない事が確認できました。
優れたガスバリア性を有し、且つ周辺の熱橋が少ない外装フィルムと、芯材は細繊維で断熱性能が高いグラスウール、及び真空度維持のための高性能なガス・水分吸着剤により構成された旭ファイバーグラスの真空断熱材は、初期の高い断熱性能を長期にわたり保持します。(下図、写真参照)
製品厚につきましては、JIS認証上10㎜以上20㎜未満となります。(幅と長さについてはお問合せ下さい。)
■熱伝導率
初期性能、長期性能いずれも0.004W/mKです。
※お客様でご使用いただく断熱性能値におきましては、上記の熱伝導率を基にした熱抵抗値(R値)を設計値としてお使い頂くようお願いします。
初期熱伝導率(W/mK) | 0.004 |
長期熱伝導率(W/mK) | 0.004 |
※ヒートシール部(耳部)は織り込みます
■このリリースに関するお問い合わせ先 旭ファイバーグラス 営業本部 グラスウール営業支援グループ TEL 03-5296-2053
旭ファイバーグラス 技術開発本部 高性能断熱材グループ TEL 0467-75-9591
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