旭ファイバーグラス株式会社(代表取締役 社長執行役員 荒木一郎)は、建築用真空断熱材(JIS A 9529)適合の新商品「VIP‐Build(ビップ ビルド)」の仕様確定及び販売を開始しました。
2022年7月、グラスウールを芯材に使用した建築用真空断熱材において日本産業規格で制定された JIS A 9529 の認証を取得して以来、実販売に向けて様々な検討を実施してまいりました。「VIP‐Build(ビップ ビルド)」の新発売を機に、旭ファイバーグラス株式会社は、当社グラスウールのマーケットである住宅、建築向けの建築用真空断熱材販売に一層注力してまいります。
また、令和5年(2023年)度の経済産業省による「次世代省エネ建材の実証支援事業」におきまして、「VIP‐Build(ビップ ビルド)」を使用した「VIP‐Build断熱パネル」の補助対象商品としての登録が2023年5月8日に完了しましたのでご報告いたします。
■『 VIP‐Build®(ビップ ビルド)』の仕様(下表参照)
熱伝導率はλ=0.004W/mKとなります。厚さは呼び厚み16㎜でR=4.0となっております。
今回の「VIP‐Build(ビップ ビルド)」は初期の断熱性能が、JIS A 9529 で規定される「23℃、相対湿度50%、25年継続使用」を想定した、長期での断熱性能値におきましても、熱伝導率はλ=0.004W/mKとなる事が確認できました。
■『次世代省エネ建材の実証支援事業』について
(一社)環境共創イニシアチブが事務局となり、既存住宅における消費者の多様なニーズに対応することで省エネ改修の促進が期待される工期短縮可能な高性能断熱材や、快適性向上にも資する蓄熱・調湿建材等の次世代省エネ建材の効果の実証を支援する事業。
◆旭ファイバーグラス株式会社について
旭ファイバーグラスは、1956年に創業した、日本初のガラス繊維専門メーカーですが、今日ではその枠にとらわれることなく、さまざまな分野に活躍の場を拡げております。この間、快適で省エネルギー性の高い空間を実現し、さらに地球環境の保全にも貢献するグラスウール断熱材から、自動車・電子・電機などの分野で使われる最先端の素材までを手がけてまいりました。まさに、私たちが皆さまにお届けしてきたものは、「暖かさ」「涼しさ」「静かさ」「軽さ」「美しさ」「便利さ」などの「快適環境」を実現する製品と機能でした。私たちは、今後も、創業以来培ってきた高い技術力と、それに裏付けられた「素材の力」を活かしつつ、さらに新たな価値を創造し、それを継続的に提供することにより、お客様の満足度を高め、より良い「快適環境作り」のために貢献してゆきたいと考えています。
■このリリースに関するお問い合わせ先
旭ファイバーグラス 営業本部 グラスウール営業支援グループ TEL:03-5296-2053
■技術的な事柄に関するお問い合わせ
旭ファイバーグラス 生産本部 技術部 高性能断熱材グループ TEL:0467-75-9591