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2005年2月18日
旭ファイバーグラス株式会社(本社:東京都、社長:白石 徹)は、新規ガラス繊維開発により、これまで困難とされてきた透明性と高剛性及び低線膨張係数を同時に実現した画期的なガラス繊維強化ポリカーボネート樹脂コンパウンドを開発し事業化検討を開始した事をお知らせ致します。
記
1.内容
旭ファイバーグラス株式会社は、この度独自のガラス組成技術、表面処理技術、樹脂配合技術により、低線膨張係数と高い剛性を持ちながら、従来製品と比べ飛躍的に透明性を向上させたガラス繊維強化ポリカーボネート樹脂コンパウンドを開発しました。既に旭ファイバーグラス茨城工場内に、この特殊ガラス繊維製造の為パイロットプラントの設置を完了しテスト生産を開始しております。同新製品の画期的な性能を生かせる、E&E関連の赤外線センサー透過型表示部カバー、バックプリント或いはスモーク調の高い意匠性を持つ各種筐体への適用により初年度3億円の売上を見込んでいます。
2.硝子繊維で強化されたポリカーカーボネート樹脂について
ポリカーボネート樹脂は、高い透明性と、耐熱性、衛生性、丈夫さにより、窓ガラス代替、カーポート採光屋根、ゴーグル等に使用されてきました。近年の表面硬度を改質するハードコート技術或いは成形技術の進歩によりその使用用途はますます大きな広がりをみせています。しかしながら、より精密さが要求される用途においては、無機ガラスと比較して、線膨張係数の大きさ、剛性不足が問題となっています。従来ガラス繊維補強によりこの問題を解決する手法がとられてきましたが、ポリカーボネートの持つ高い透明性は維持できず、着色用途に限定されてきました。
3.新製品の技術的な側面について
新コンパウンドに使用されるガラス繊維はポリカーボネート樹脂混練時の樹脂分解を防ぐ為ガラス組成及び表面処理技術によりアルカリ溶出を極力抑える様設計し、又ガラスの屈折率を樹脂の屈折率と可視光領域ほぼ全般において近似させています。
この結果、ガラス含有率10%、2mm厚み射出成形板の平行光線透過率は13%から74%と飛躍的に向上しました。一方、線膨張係数は45ppmと強化繊維なしのポリカーボネート樹脂成形品の70ppmに対し大幅に低い値を実現しています。
PC樹脂のみ 開発品ガラス10% 従来品ガラス10%
↓ ↓ ↓
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2mm厚
1mm厚 |
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*本件に関するお問い合わせ先
旭ファイバーグラス株式会社 技術開発部
共通グループリーダー 幾田 哲二
TEL:0467−75−9591 FAX:0467−75−1470
Eメール: t-ikuta@afgc.co.jp
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